[小ネタ] SQL Serverインストール済みEC2にSQL Serverのインストールメディアが同梱される様になってました
しばたです。
本日何気なくWindows AMIのバージョン履歴を眺めていたところ、2020年12月の更新でSQL Serverインストール済みEC2にSQL Serverのインストールメディアが同梱される様になっていることに気が付きました。
- All SQL Server Enterprise, Standard, and Web AMIs now include SQL Server installation media at
C:\SQLServerSetup
私の記憶ではこの変更に関してAWSからアナウンスが出た覚えがありません。
なので半年程たった今頃になって気が付いた次第です。
細かい経緯はさておき今はドキュメントも更新されインストールメディアを必要とする作業についてはこのC:\SQLServerSetup
を参照すれば良い感じになっています。
SQL Server ライセンスを含む AMI でデフォルトインストールの変更、新しい機能の追加、または名前付きインスタンスの追加インストールを行う場合は、C:\SQLServerSetup に含まれているインストール用およびセットアップ用のメディアを使用します。
確認してみた
というわけで早速確認してみます。
今回は本日時点で最新のSQL Server 2019 Standard Edition on Windows Server 2019のAMIで試してみました。
ami-0d57fd8618e809642
(Windows_Server-2019-Japanese-Full-SQL_2019_Standard-2021.06.09)
EC2を適当な環境に構築しRDPで接続してみると確かにC:\SQLServerSetup
ディレクトリにインストールメディア(を展開したもの)がありました。
サイズは1.5GB程度です。こちらはエディションによって差異がでるでしょう。
名前付きインスタンスを追加してみる
このメディアを使う一例として「名前付きインスタンスの追加」をやってみます。
まずはスタートメニューから「SQL Server 2019→SQL Server 2019 Installation Center」を選択しインストールセンターを起動します。
インストールセンターの「インストール」欄から「SQL Serverの新規スタンドアロンインストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加」を選びます。
ここでインストールメディアが要求されるので「C:\SQLServerSetup」を選択します。
メディアの読み込み完了まで少し待って、
無事インストールウィザードが開始されましたので、あとはよしなにセットアップ作業を継続します。
(・・・中略・・・)
無事セットアップできました。
最後に
以上となります。
地味な更新ですが非常に便利になったと思います。
SQL Serverのインストールメディア自体は今も非公開ですので古いAMIでメディアが必要になる場合は従来通りサポートへの問い合わせが必要となります。
現在の新しいAMIではC:\SQLServerSetup
がそのまま使えますのでこのフォルダは削除せず残しておく様にしてください。